
八幡エリア
郡上八幡城の紅葉
燃えるような紅葉と白亜の天守の
美しいコラボレーションに感動
郡上八幡のシンボル的存在で、日本最古の木造再建城でもある郡上八幡城は、紅葉の名城としても知られています。とくに11月中旬の紅葉がピークに達する数日間は、白亜の天守が燃えるような真っ赤なもみじに包まれることから「天守炎上」と形容され、その美しさは圧巻です。全国各地に紅葉が見どころの山や寺は数多くありますが、城と紅葉の組み合わせを楽しめる名所は珍しいため、この見事なシチュエーションを毎年楽しみに待つファンもたくさん。紅葉の時期に合わせて毎年、「郡上八幡城下町もみじまつり」が開催され、幻想的な夜間のライトアップをはじめ、和太鼓演奏、火縄銃の演武やもみじ茶会など、多彩な催事が行われ、盛り上がりを見せます。
郡上八幡城の紅葉
お花見情報
見ごろ | 11月上旬~下旬ごろ |
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場所 | 〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659(郡上八幡城) |
駐車場 | あり(無料、普通自動車20台) |










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大和エリア 古今伝授の里のぼたん
大輪のぼたんが咲き競う
華やかな美しさのぼたん園
大和エリアにある、和歌をテーマとした野外博物館「古今伝授の里フィールドミュージアム」には、2000㎡のぼたん園があります。新緑の風景が美しい5月上旬から下旬にかけて、1500株の色とりどりのぼたんが華麗な花を開かせます。『新古今和歌集(新古今集)』にも「ふかみ草」として詠まれているぼたんは、平安時代には宮廷や寺院で観賞用に栽培され、古来より人々の寵愛を受けた花のひとつ。品種の異なる大輪のぼたんを間近に眺めながら、甘い香りに包まれる園内の散策路を巡った後は、敷地内の「篠脇山荘」からの山々の眺めをのんびり楽しんだり、「よぶこどり」内のカフェでお抹茶を楽しむのはいかがでしょう。小さな石垣の小径や、小川、山野草にあふれる古今伝授の里フィールドミュージアムは、ついつい時間を忘れて過ごしてしまう魅力に溢れたスポットです。開花期間中には「ぼたんまつり」「ぼたんまつり野外コンサート」も開催されます。
古今伝授の里のぼたん
お花見情報
見ごろ | 5月上旬~中旬ごろ(花の生育により前後します) |
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場所 | 〒501-4608 郡上市大和町牧912-1 (古今伝授の里フィールドミュージアム) |
駐車場 | あり(無料、普通自動車200台、大型バスも駐車可) |








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白鳥エリア 阿弥陀ヶ滝の紅葉
赤く染まった木々の間を爆音で流れる
落差約60mの大滝は大迫力!
阿弥陀ヶ滝は、岐阜県郡上市白鳥町にある落差約60mの大滝です。昭和61年(1986年)には「岐阜県の名水100選」、平成2年(1990年)には「日本の滝100選」に選ばれ、東海一の名瀑とも称されます。滝の西側には屏風岩の絶壁、北側には洞窟があり、天文年間(1532~1555年)にこの洞窟で長滝寺の僧が修行を行っていたところ、阿弥陀如来の姿が浮かび上がったことから、この名が付いたそうです。滝を囲む緑の森は、秋になるとカエデやケヤキが赤く色づき、鮮やかな木々の間から爆音を響かせて水が流れ落ちるさまは何ともダイナミック。また、滝にいたるまでの散策道でも、美しい紅葉を楽しめます。滝壺のすぐ近くまで遊歩道が続いているので、間近で紅葉と滝が織りなす美景と迫力を、堪能できますよ。
阿弥陀ヶ滝の紅葉
お花見情報
見ごろ | 10月中旬~11月上旬ごろ |
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場所 | 〒501-5101 岐阜県郡上市白鳥町前谷 |
駐車場 | あり(無料、普通自動車10台、近くに有料駐車場もあり) |




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高鷲エリア 牧歌の里のゴールデンピラミッド
秋の花のリレーのフィナーレを飾り、
園内をまばゆいほどの金色に染める
岐阜県郡上市の北端、ひるがの高原に広がる花と動物のテーマパーク「牧歌の里」。秋には、この季節の花であるマリーゴールド、スーパーチュニア、サンパチェンス、フィソステギア、サルビアなどがパッチワークのように植えられており、次々と見ごろを迎えます。その花のリレーのフィナーレを飾るのがゴールデンピラミッド。鮮やかな黄色い花を咲かせるヒマワリの仲間ですが、秋に咲くのが特徴です。葉が柳のように細長いために「柳葉(ヤナギバ)ヒマワリ」とも呼ばれています。花は直径5cmほどと小ぶりですが背は高く伸びて、1mを越すことも。約4000株が植えられ、名前の通り、園内を輝くような金色に染めて、晩秋を彩ります。
牧歌の里のゴールデンピラミッド
お花見情報
見ごろ | 9月下旬~10月上旬ごろ |
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場所 | 〒501-5302 岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2 (牧歌の里) |
駐車場 | あり(無料、普通自動車2000台、大型バス8台) |




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高鷲エリア
ひるがのピクニックガーデンのコキア(紅葉)
標高1000mの山頂に1万株が咲き誇る
赤いもこもこのコキアはかわいさ満点
2019年夏に、ひるがの高原コキアパークが生まれ変わってオープンした「ひるがのピクニックガーデン」。標高1000mの山頂エリアの5000㎡の敷地には、西日本最大級となる1万株のコキアが植えられ、毎年9月下旬から10月にかけて、爽やかなグリーンから紅葉して赤く移ろっていきます。もこもこと丸い形のコキアが、赤いじゅうたんのように一面に広がる光景はどこか不思議で愛らしく、ほかにない美しさ。一度見たら忘れられません。同じ時期に山頂に咲き誇る「桃色吐息」(ペニチュア)や、大日岳、白山連峰がそびえ立つ風景とのコラボレーションを楽しむのも素敵です。
ひるがのピクニックガーデンのコキア(紅葉)
お花見情報
見ごろ | 9月下旬~10月上旬ごろ(紅葉) |
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場所 | 〒501-5301 岐阜県郡上市高鷲町ひるがの4670-75(ひるがのピクニックガーデン) |
駐車場 | あり(無料、普通自動車200台、大型バス10台) |


高鷲エリア 分水嶺公園の紅葉
山から海への水の旅立ちの地を
赤や黄色のモミジが華やかに彩る
標高約900mに広がるひるがの高原。大日ヶ岳から流れてきた水はひるがの高原の分水嶺で2つに分かれ、一方は長良川を経て太平洋へ、もう一方は庄川を経て日本海へ注ぎます。分水嶺公園は、水が分かれる様子が一目で分かるように整備された公園。このように分水嶺の周りに民家があり人が暮らしているのは珍しいそうです。秋になると公園にたくさん植えられたモミジが赤や黄色に染まり、訪れる人の目を楽しませてくれます。園内には「蛭ヶ野峠 分水嶺」と刻まれた大きな石碑が建てられていて、入口には「長良川 太平洋」「庄川 日本海」と銘打たれた碑が左右に配置され、分水嶺へと続く散策路があります。この散策路もモミジに華やかに彩られ、散策しながら紅葉を楽しむことができます。
分水嶺公園の紅葉
お花見情報
見ごろ | 10月下旬~11月上旬ごろ |
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場所 | 〒501-5301 岐阜県郡上市高鷲町ひるがの (分水嶺公園) |
駐車場 | あり(無料、普通自動車10台) |






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高鷲エリア 夫婦滝の紅葉
寄り添いながら落下する二本の滝と
鮮やかに色づく紅葉のコンビネーションが見事
長良川の最上流部に位置し、二本の滝が並んで落下する「夫婦滝」。白山を開山した泰澄(たいちょう)大師が水行をしたと言い伝えられるこの滝周辺には、たくさんの広葉樹が生い茂り、秋になると日ごとに深く色づきます。寄り添うように流れる二本の滝と、美しい紅葉とのコンビネーションは一見の価値あり。落差は17mあり、水量の多い時には一本の流れとなって豪快に下り落ち、訪れるタイミングによって異なる光景が楽しめるのも魅力です。駐車場から滝へ続く遊歩道でも、色とりどりの紅葉を眺めることができますよ。
夫婦滝の紅葉
お花見情報
見ごろ | 10月下旬~11月上旬ごろ |
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場所 | 〒501-5305 岐阜県郡上市高鷲町西洞 |
駐車場 | あり(無料、普通自動車5台) |



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美並エリア 国道156号線沿いの桜並木
街道を行く人々の目を楽しませる桜並木
相戸から深戸の間、国道156号線沿いに約500mにわたって咲くソメイヨシノの桜並木は美並エリアで一番の桜の見どころ。昭和40年(1965年)の国体開催を機に地元深戸地区の手によって植樹され、守られてきました。「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれており、春の満開時になると国道を行き来するドライバーの目を楽しませます。毎年4月に開催される、名古屋城から金沢兼六園までの桜の道をたどって走るマラソン大会「さくら道国際ネイチャーラン」のコースにもなっているんですよ。
明宝エリア せせらぎ街道の紅葉
黄金色に輝く木々を眺めながら、快適にドライブ
お気に入りの絶景ポイントを見つけよう
飛騨美濃せせらぎ街道は、郡上市八幡町から明宝を経由し、飛騨高山を結ぶ全長約65kmの人気ドライブルートです。この街道は新緑が美しいことで知られていますが、岐阜県を代表する紅葉名所の一つでもあります。街道の高低差は約700mもあり、その年の気候や場所によって見ごろの時期が異なり、長い期間紅葉を楽しめるのが魅力です。岐阜や名古屋方面からのアクセスは、東海北陸自動車道の郡上八幡ICを下車し、国道472号を吉田川に沿って北上。街道沿いには、「道の駅明宝(磨墨の里[するすみのさと]公園)」やめいほう高原、日帰り温泉施設「明宝温泉湯星館」などの観光スポットがあります。めいほう高原や明宝温泉のあたりの紅葉は10月下旬ごろが一番の見ごろ。また「道の駅明宝(磨墨の里公園)」付近は11月上旬に最盛期を迎え、錦秋の山並みを眺めることができます。めいほう高原から北は、ナラ、ブナ、コナラ、クヌギ、ナナカマドなどが多く、道沿いを黄金色に染めます。街道内で最も標高が高く、街道随一の紅葉スポットである西ウレ峠付近は10月中旬から色づき始め、11月初旬までがピーク。ブナやカエデ類などの広葉樹に彩られた道は、信号も少なく、長く気持ちよく走れます。街道内には、道の駅をはじめグルメスポットや駐車スペースが多く点在しているので、休憩しながら時期ごとの絶景ポイントを見つけ、秋のドライブを満喫してください。
和良エリア 方須桜並木道
清流和良川に沿う約800mの桜並木は見事
岐阜県郡上市和良町の中央を流れる清流・和良川は、平成14年(2002年)、日本一の鮎を決定する「第5回清流めぐり利き鮎会」でグランプリに選ばれました。その和良川沿いに大きなソメイヨシノが立ち並び、4月中旬の春祭りの頃には満開に。およそ800mにも及ぶその桜並木は圧巻です。対岸には樹齢300年といわれる「梨の木」が立つミニ公園が整備されており、桜を見ながらお弁当を食べるのもおすすめ。毎年、桜の時期に合わせて吊るされる「こいのぼり」も見応えがあります。