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奥美濃の天空の城郡上八幡城

奥飛騨の天空の城 郡上八幡城

郡上八幡の水風景

吉田川

この町のシンボルともいえる「吉田川」。長良川最大の支流で、町の中心を東西に流れる川です。「岐阜県の名水50選」に認定される水の透明度は驚き。宮ケ瀬橋からは川底の石が数えられるほど透き通った水の流れを眺めることができます。また、新橋は夏になると子どもたちが川へ飛び込むことでも有名です。川辺には遊歩道「宮ヶ瀬こみち」が整備され、階段を下りて石畳の散歩道を歩けば、清涼感たっぷり。川に迫り出すように建っている家々は狭隘な土地にある市街地の背後まで山が迫る郡上八幡の地形ならでは。また、夏の「郡上おどり」期間中は夜になると橋の灯篭が灯され、幻想的な風景を楽しむことができます。

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水舟

湧水や山水を引き込んだ二槽または三槽からなる水槽。郡上八幡の人々が脈々とつないできた「水とともにある暮らし」を強く実感できるのがこの「水舟」のシステムです。個人の家の敷地内に多くある他、観光用に設置されたものも町のあちこちにあり、町歩きで乾いた人々の喉をうるおしてくれます。水槽のうち、最初の槽は飲用や食べ物を洗うことに使われ、次の槽は汚れた食器などの洗浄などに使われます。そこで出たご飯つぶなどの食べ物の残りはそのまま下の池に流れて飼われている鯉や魚のエサとなり、水は自然に浄化されて川に流れこむしくみです。ここでは強い洗剤などは使われず、川上に暮らす人は、川下のことを考えるという、人々の思いやりの心が美しい水の循環を守っています。

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いがわ小径

郡上八幡旧庁舎記念館の脇から続く、鯉や川魚が泳ぐ豊かな用水路。民家の裏手を流れ、夏になればスイカが冷やされ、オトリ鮎が籠に入れてある光景も見られます。用水の途中には共同洗濯場が3ヶ所あり、近所の方々の社交の場にもなっています。昔ながらの暮らしの風景に水がとけこむ風情のある小径です。

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やなか水のこみち

玉石を敷き詰めた道や、水路、柳、日本家屋があり風情たっぷりの小径。新町のメイン通りから角を曲がったところにあり、郡上八幡を代表する水名所です。路面に敷き詰められた玉石は長良川や吉田川から採取されたもので、「八幡」にちなんで8万個が使用されています。郡上八幡の水辺をイメージして川の流れや渦巻がデザインされていて見ごたえがあります。夏休みには子供たちが水遊びを楽しむ姿も。ゆっくり歩いたり、ベンチで休んだり、のんびりと水辺を楽しむことができる場所です。

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宗祇水
(白雲水)

清水橋の堤防下ある湧水で、環境省が選定した「日本名水百選」の第1号に指定されています。文明3年(1471年)に連歌の宗匠・飯尾宗祇が、郡上領主である東常縁から古今和歌集の解釈の秘伝を受けて京へ戻るとき、当時の二大歌人であったふたりが、この泉のほとりで歌を詠み交わしたという由緒ある泉です。また、宗祇水には、水舟のように多目的・段階的に水を有効利用する仕組みも見られます。生活文化と歴史が表れた郡上八幡を代表する観光スポットです。

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宗祇水(白雲水) スポット情報を見る