郡上で絶対見ておくべき紅葉スポット4選
③ゲレンデを染める真っ赤なコキア 「ひるがのピクニックガーデン」 紅葉の見頃 9月下旬〜10月中旬
ファミリーで楽しむ紅葉なら、郡上市高鷲町にある「ひるがのピクニックガーデン」がおすすめです。東海北陸自動車道の、ひるがの高原スマートICから車で約10分、アクセス抜群の自然満喫スポットとして人気の「ひるがのピクニックガーデン」では、ちょっと珍しい、真っ赤なコキアの紅葉を楽しむことができます。
もこもことしたユニークなフォルムが人気のコキア(別名:箒木、ホウキ草)は、9月の下旬から徐々に色づきが始まり、10月初旬頃に紅葉のピークを迎えます。赤く染まった可愛らしいコキアがゲレンデ一面に広がる姿は圧巻の光景!山頂までは、高原リフトに乗って簡単にアクセスでき、鳥たちの視点で風景を楽しむことができるのも「ひるがのピクニックガーデン」ならでは。また「ひるがのピクニックガーデン」は、ペット入園可能!というのも嬉しいポイント。園内にはドッグランもあり、ケージを利用すれば高原リフトにも同乗できるので、愛犬と一緒にお出かけしてはいかがでしょうか。秋のひるがの高原では、標高1000メートルに位置するMomoiroテラスから望む雄大な大日ヶ岳や、白山連峰の絶景も楽しむことができ、写真撮影のスポットとしても人気のスポットです。コキアの紅葉は見頃が短いので、同施設のWEBサイトなどで紅葉情報をチェックしてお出かけくださいね!
④和歌の里で楽しむ、風流な紅葉狩り 「古今伝授の里フィールドミュージアム」 紅葉の見頃 11月上旬〜中旬
郡上市大和エリアにある、和歌をテーマにした野外博物館「古今伝授の里フィールドミュージアム」は、知る人ぞ知る紅葉の名所。美しい静けさの中、水と光を取り入れた美しい建築と、周囲の山々の紅葉を愛でながら秋の文学散歩を楽しむことができます。園内のケヤキやモミジは秋になると徐々に黄色や橙、赤へと色づき、周囲の景色をドラマチックに一変させます。
>池に映る紅葉もまた違った趣があり、しっとりと落ち着いた美しさが魅力。この池に浮かぶように建つレストラン「ももちどり」の客席からは、紅葉の水鏡を眺めながら本格的なフレンチを味わうことができます。また、博物館内の窓から眺める風景も、一枚の絵画のよう。「古今和歌集」にも、紅葉を知らせる風や、紅葉の移ろいに心の移ろいを重ねた歌が詠まれているように、古の人々もこの美しい風景に想いを寄せていたのだと想像すると、より一層の情緒を感じますね。
併設の「短歌の里交流館よぶこどり」のカフェでは、色づく山々を眺めながら、抹茶と季節のお菓子を楽しんで。「島津忠夫文庫」として収蔵されている壁一面の和歌に関する蔵書を読みながら過ごしていると、時間を忘れてしまいそうです。古の文学に触れながら、日常の喧騒から離れて紅葉を楽しむことができるスポットは、訪れる人の心を豊かに満たしてしてくれます。
他にもたくさん!郡上市内の紅葉を巡る旅もおすすめです
この他にも、自然溢れる郡上市内にはたくさんの紅葉スポットがあります。八幡エリアでは「慈恩禅寺 荎草園」や「大乗寺」などの寺院巡り、高鷲エリアでは「ひるがのピクニックガーデン」コキアの紅葉や「ひるがの分水嶺公園」「夫婦滝」「駒ヶ滝」の紅葉も。また、大和エリアの「古今伝授の里フィールドミュージアム」で和歌とかつての郡上領主・東常縁について学んだ後は、八幡エリアの史跡「宗祇水(白雲水)」へも立ち寄りたいもの。こちらは、東常縁が古今伝授を終えて帰京する弟子・宗祇へのはなむけに『もみじ葉の流るるたつた白雲の花のみよし野思ひ忘るな』と別れを惜しむ和歌を詠んだとされる史跡です。 郡上大和の美しい紅葉が、風に乗って八幡へ……なんて、ロマンチックな想像をしながら各スポットを巡る道中、色付く山々を眺める楽しみも。それぞれ見頃が異なる各エリアの紅葉情報をチェックして、紅葉巡りを楽しむ旅も良いですね!
この記事を書いた人
TABITABI郡上 編集部
TABITABI郡上は「度々、何度も訪れたい街、郡上」をキャッチコピーに、郡上市の観光情報や魅力を伝えるメディアです。たくさんある郡上の魅力に触れながら、季節ごと、エリアごとに楽しむことができる旅の提案、郡上市の新しい魅力に触れられる情報を提供し続けていきます。