オリジナルも作れる!
郡上おどり「三種の神器」下駄、手ぬぐい、浴衣

文: TABITABI郡上 編集部
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郡上の夏、おどりの夏。ふらりとおどりに参加するのも楽しいけれど、もっともっとおどりを楽しむためのアイテム「手ぬぐい・下駄・浴衣」を用意するのがオススメです。
浴衣姿でカーンカーンと下駄を鳴らし、少し長めの手ぬぐいを浴衣の帯に留めたり半襟代わりにして汗を抑える…。そんな、郡上おどりに欠かせない「三種の神器」を自分流にする旅へ出かけました。

郡上発祥のシルクスクリーンで、 オリジナル手ぬぐい作り!

水と空気以外には何でも印刷できるというシルクスクリーン印刷。布や紙をはじめ、時計やリモコンの文字盤など、知らないうちに目にしている印刷技術・シルクスクリーンが発祥した郡上八幡の町。ところが、シルクスクリーン印刷を体験できる場所はごくわずかなのです。今回は、郡上おどりのマストアイテム・手ぬぐいを作るために「Takara Gallery Workroom(タカラギャラリーワークルーム)」さんへ行ってきました。

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八幡旧庁舎記念館の裏にある「旧庁舎記念館裏駐車場(有料)」に車を停めて、「いがわ小径(いがわこみち)」を抜けて行きます。鯉が泳ぐ美しい小川、深い緑の木々の中を歩いているうちに、非日常の世界へ迷いこんだような気分に。ゆっくり歩くこと約4分、さわやかなグリーンのシェードが見えてきました。お店に到着です!

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元気いっぱいの店主、上村真帆さんが丁寧にレクチャーしてくれて、体験スタート。
まずは大まかに説明をしてくれます。
手ぬぐいは一般的なサイズ(90cm)・郡上おどりサイズ(100cm)から選べるほか、トートバッグやキッズエプロンへの印刷体験が可能。私たちは迷わず「郡上おどりサイズ」をセレクトしました。価格は手ぬぐい1,000円~、トートバッグは1,300円~。

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次に印刷するメインの柄を選びます。
常時約30種類揃っている柄は上村さん夫妻が手掛けているそうです。そしてこのデザイン、なんと季節ごとに入れ替えているのだとか。郡上おどりやお城などの定番モチーフのほか、季節感を取り入れたものも揃っています。季節感のあるデザインも、毎年少しずつ変えているとのこと。「季節問わず何度も来てくれる方もいらっしゃいますし、毎年夏しか来られない!という方も。初めましての方はもちろん、リピーターの方にも選ぶ楽しみを体験していただきたいと思ってデザインを変えているんです。また、季節ごとに柄を変えることで、この季節に郡上八幡に来たよ!という思い出になるように、こまめに変えています」と上村さん。作る時の楽しみと長く使い続けられるような気遣いがうれしいですね!私は「the 郡上おどり」の柄を、友だちは人気が高いという下駄の柄を選びました。
柄は大小ともに、ひとつ増やすごとに+500円。

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小さい柄はスタンプ感覚で、1つの柄につき8回までプリント可能。
「好きな場所に自由に置いてくださいね」と上村さんに言われるものの、迷います!
さらに、落款風に名前の頭文字を入れることもできます。グッとオリジナル感が際立ちますね。

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布の色は白・ピンク・水色・ミント・黄色・柿渋色の6種類から、プリントするインクの色は約20種類から選びます。
柿渋色の布は岐阜県山県市のものを使用していて、消臭抗菌作用や涼しい風合いでオススメなのだとか(柿渋色のみ+500円)。
布の色×柄の組合せ×インクの色。
選べるバリエーションが多すぎて、軽くパニック状態になっていると、「悩みますよね~。みなさんそうなんですよ。子どもは直観でコレとコレ!って選ぶんですけどね。ご家族で来られると、お子さんやお父さんはチャッチャッと作り始めて、お母さんがよく取り残されています(笑)」と上村さん。

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見本がたくさんあるので、それを並べては頭の中でイメージして…とウンウン悩んでいる間に、上村さんが選んだ布をピンと張り、選んだメインの柄の版をセットしてくれていました。「小さい柄は後から選ぶこともできるので、まずはメインの柄を刷ってみましょう!イメージが膨らみますよ」とアドバイスを受けて、いざチャレンジ!

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体験用のエプロンを着けてもらい、作業台へ。
小さな穴が空いている版にインクを乗せて、「スキージー」という道具を滑らせることによってインクが穴を通り、プリントされるという仕組み。
まずはインクなしで、上村さんと一緒に練習。45度の角度を保ったまま、少しだけ力を入れてスライドさせます。力の入れ具合や角度のレクチャーをしていただき、本番へ突入。
「スイーッと滑らせてトントンと余分なインクを落とし、もう一度スイーッと滑らせて終わりです」丁寧に説明してもらい、夢中になってスキージーを滑らせます。角度や力加減は、上村さんが手を添えて微調整してくれるので安心です。版を外した瞬間目に入るくっきりとキレイなプリントに、まだ作業途中にも関わらず達成感がたまりません!

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メインの柄を印刷したら、ドライヤーで乾かします。少し色が落ち着いてきたら、インクが乾いたサイン。数か月前に上村家に来たばかりだという二代目看板犬のコハクちゃんが、足元に遊びに来てくれて応援してくれます。

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次に悩みに悩んだ小さい柄(通称チビ柄)。メインの柄が印刷されたことで、イメージがモクモクと湧いてくるから不思議です。小さい布にカットされたチビ柄を手ぬぐいの上に置きながら考えていきます。メインの柄に重ねて置いてみたり、ふたつ並べてみたり…。

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チビ柄を7つ印刷したところで、「こんな感じかな?」と満足するも、もうひとつ何か入れたい気がする。黄色を足したい気がする…と、こだわりがどんどん出てきます。アレコレ並べてみたり、やっぱりいらないのかな?と外してみたり。その様子を見て「これだけ悩むってことは、いらないのかも」と上村さんが絶妙のアドバイス。「女性は隙間をなくしたい!男性は余白多めで満足するっていう傾向があるんですよ。今のままでも余白が活きて、カエルちゃんが際立っているのでいいと思いますよ~」と教えてくれて、納得!友人の手ぬぐいが完成しました。

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ちなみに、私が作ったのはおどりを踊っている人たちに花火を重ねて、提灯をプリントしてみました。「色の組合せが渋い!」とお褒め(?)の言葉をいただきました。 次はアレを使いたい!コレも気になる!と早くも色んなアイデアが膨らんで、「絶対また来ます!」と力強く宣言。リピーターが多いというのも納得です。
作業を始めてから楽しくやってるうちに手ぬぐいが完成(所要時間は体験人数によって変わるそうです)。色オチやにじみを防ぐために2~3日は洗濯しないように、あとはジャンジャン洗濯できるとのこと。郡上おどりだけでなく、家庭や温泉などでも使えるのがいいですね。

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店内には、オリジナル手ぬぐいやエコバック、子ども用の甚兵衛などの販売も。眺めているだけで楽しくなります。
帰り際「いってらっしゃい!」と笑顔でお見送りしてくれる上村さん。温かくほがらかな人柄とこの言葉に、「行ってきます!そして郡上の旅を引き続き楽しみます!」とお伝えしてお店を後にしました。
これで、郡上おどりの「三種の神器」がひとつ整いました。

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この記事を書いた人

  ねこ編集長

TABITABI郡上 編集部

TABITABI郡上は「度々、何度も訪れたい街、郡上」をキャッチコピーに、郡上市の観光情報や魅力を伝えるメディアです。たくさんある郡上の魅力に触れながら、季節ごと、エリアごとに楽しむことができる旅の提案、郡上市の新しい魅力に触れられる情報を提供し続けていきます。

Photographs by TABITABI郡上編集部

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