郡上各所で個性ある味を楽しめる、郷土の味。

味噌や醤油、にんにくの香ばしい香りに、ご飯もお酒も進む「鶏ちゃん」。郡上をはじめ、岐阜県の山あいで古くから郷土料理として愛されてきました。かつて郡上では、多くの家庭が家畜として鶏を飼っていたため、卵を産まなくなった鶏を調理して食べたのが始まりと言われています。タレに漬け込んだ鶏肉をキャベツやもやし、季節の野菜と一緒に炒めると完成ですが、地域や家庭、店によって味付けや作り方には違いがあり、それぞれのこだわり味を楽しめるのが鶏ちゃんの大きな魅力です。

郡上市内では、各所で個性あるオリジナルの鶏ちゃんを味わうことができますが、中でも明宝地域では、「めいほう鶏ちゃん研究会」が鶏ちゃんによる町おこしに力を入れており、多くの飲食店で香ばしく焼き上げた本格的な鶏ちゃんに出会うことができます。「道の駅 明宝（磨墨の里公園）」では、鶏ちゃんが食べられるお店があるほか、持ち帰り用商品の販売もあり、郡上定番の郷土料理をご自宅でも味わえます。