白山信仰の聖域を巡る

白山信仰の聖域を巡る

白山信仰ゆかりの里 石徹白(いとしろ)

石徹白は白山周辺に広がる白山国立公園の山麓にある小さな集落。標高700メートルの高地にあります。美濃禅定道の白山中居神社、大師堂、いとしろ大杉などの白山信仰ゆかりの寺社や名所は、この石徹白地区にあります。

石徹白の 文化と歴史

白山信仰ゆかりの里

石徹白は、石器土器が出土されていることから縄文時代から人々が生活していたとされていて、白山中居神社は景行天皇12年(82年)に創建されたという古い歴史があります。養老元年(717年)に泰澄大師が白山に登拝し、白山信仰が広がると、多くの修験者の出入りで栄えました。
元歴2年(1185年)には、奥州を支配していた藤原秀衡から「虚空蔵菩薩像」が寄進されました。小さな村ながらも白山信仰の重要な拠点であったことがうかがえます。「虚空蔵菩薩」は現在「大師堂」に祀られていて、国重要文化財に指定されています。「大師堂」は明治4年(1871年)の神仏分離の際、白山中居神社や白山への禅定道上の社から移された仏像仏具の安置先として村人たちによって明治5年(1872年)9月に造営されたものです。織田信長や柴田勝家などの戦国武将が寄進した鰐口なども祀られていて、その多くが文化財に指定されています。最近の研究では、源頼朝の追尾を受けた源義経が奈良吉野山から奥州平泉への逃避行の途中に石徹白に逗留し、雪解けを待ち脱出した可能性があるとも言われ、石徹白に残る伝承にもそれを示唆する記述が見受けられます。

Takara Gallery workroom(タカラギャラリーワークルーム)1
Takara Gallery workroom(タカラギャラリーワークルーム)2
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石徹白民踊
©Kana Tanaka

人々の暮らしぶりを伝える
「石徹白民踊」

石徹白民踊
©Kana Tanaka

石徹白に暮らす人々は、「結(ゆい)」の精神で、助け合い励まし合いながら農作業や山仕事をして暮らしてきました。その苦楽を歌ったのが「石徹白民踊」です。その中には白山信仰に根差した歌も残されています。現在は「石徹白民踊保存会」を中心に伝統が受け継がれていて、毎年8月14〜15日に威徳寺境内で行われる「石徹白民踊・盆踊り」には地元住民以外の人も多く集まり、石徹白民踊を楽しみます。

「石徹白民踊」を録音したCD(全9曲収録)は、地元のカフェ「Magoemon」で販売しています。

Magoemon(カフェ)
住所:岐阜県郡上市白鳥町石徹白33-41
電話:080-1580-2792
Facebook:https://www.facebook.com/magoemon.itoshiro/