夏の郡上をたっぷり堪能!郡上おどりの実演体験&ひんやりスイーツ
- タグ:
夏の郡上八幡といえば、郡上おどり!ぶっつけ本番で参加するのも楽しいけれど、より魅力を堪能したいなら郡上おどりの実演が行われる「郡上八幡博覧館」へ先に訪れてみてください。実演中、簡単な振り付けやおどりを楽しむコツなども伝授してもらえます。さらに、郡上の歴史や伝統などを紹介する展示物も充実しているので、より郡上の町を堪能できるはず。暑い夏でも溶けないくずアイスや清涼感たっぷりのゼリーなど、街歩きがより楽しくなるスイーツもご紹介します。
まずは郡上八幡博覧館へ。ここは大正9年(1920年)に建てられた旧税務署の外観をそのまま残したレトロな趣のミュージアムです。入館すると早速、郡上おどりの曲が耳に入り、ワクワク楽しい気持ちに!
入館して右手へ進むと、郡上おどりコーナーがあります。ここでは、郡上おどりの歴史や由来、歴代のポスターから踊り方まで、わかりやすく展示されていて見応え十分。天井には提灯が吊り下げられ、お祭りの雰囲気を醸し出します。見学しているうちに館内アナウンスが入りました。おどり実演が始まるようです!
浴衣姿の踊り子さんが2名登場し、郡上おどりの歴史や曲紹介の他、身体を休めるならこの曲!などの裏話もしてくれます。そして、郡上おどりの代表曲「かわさき」を踊ってくれました。下駄の音や手拍子に、見学している人たちの熱量が上がってくるのが伝わってきます!
続いて、踊り方のレクチャータイム。この日は、「かわさき」「猫の子」を教えてもらいました。大人も子どもも、初めての人も、誰もがみんな一緒に輪になって楽しむ!という郡上おどりの特徴そのままに、年齢問わず見学している人たちみんな一体となって見よう見まねで身体を動かします。日によっては、みんなでステージに出て、踊り子さんと一緒になって踊ることもあるそうです。下駄を踏み鳴らす音によってより盛り上がり、一体感が生まれるのも郡上おどりの特徴のひとつ。激しい踊りに耐え得るよう一枚板で作られている踊り下駄は、踊っているうちにすり減っていきシーズンで3足履き替える!という強者もいるのだとか。実演は、平日は1日5回(11時、12時、13時、14時、15時)、土日はさらに2回増えて7回(10時、16時)開催されています。
ステージ上部には30夜以上行われる郡上おどりのスケジュールが展示されているほか、フロア内には重要無形民俗文化財の証書やモニターも設置。モニターでは郡上おどり全種を見ることができるので、実演以外でも魅力に触れることができます。
ミュージアムの2階には、水・歴史・伝統の技を紹介するコーナーがそれぞれ設けられています。これらは、郡上を知る上でとても大切なキーワード。水を活かした生活や、歴史的な出来事・伝説をパネルや紙芝居などで分かりやすく紹介しています。また、郡上紬や郡上本染、食品サンプルからシルクスクリーンまで、古くから伝わる伝統工芸から現代アートまでを幅広く紹介されており、郡上の魅力をたっぷりと堪能することができました。
暑い夏、ひんやりスイーツを求めて街歩きをします。すると早速「くずアイス」という文字が目に飛び込んできました。老舗和菓子屋「金華堂」さんです。くずアイスは、くず粉を果肉や果汁と一緒に凍らせた溶けないアイス!ゆず・あずき・抹茶・パイナップル・キウイ・ももの6種類と幅広いラインナップです(シーズンによって異なります)。お店で炊いた粒あんやこしあん、お店で点てたお抹茶が使用されているものもあり、和菓子屋さんならではの贅沢な味わいです。ひんやりぷるるん触感と果肉のシャリシャリ感は、暑い夏の散策にぴったりです!価格は1本150円とリーズナブル。大きさが不揃いだったり、果肉の入り具合が斑なのは、手作りならではのご愛敬。アイスのように溶けないので、手がベタつくことなく食べられるのもオススメポイントです。毎年5月~10月ごろまでの期間限定です。
かき氷を店内でいただくこともできます。12種類という豊富なラインナップからオススメを聞いてみると「1番人気は抹茶ミルクだけど、自家製シロップを使った甘夏みかんとイチゴミルクもぜひ食べてみて」とのこと。今回は甘夏みかんシロップをいただくことにしました。一番甘くなる春に作ったというシロップは、甘くてサッパリ!果肉が入っているのもポイントです。かき氷は昭和初期ごろから販売を始め、地元の人たちの夏の定番になっているそうです。
次に訪れたのが「中庄製菓」さん。このお店は、郡上八幡旧庁舎記念館やいがわの小径など、郡上八幡らしい風情が漂う一角にあります。駄菓子屋さんから始まり、和菓子屋さん、洋菓子屋さん…と代が変わるごとに新しいことに挑戦しつつ、昔ながらの伝統を守っているお店です。
郡上らしい夏を表現したい!という想いで生み出したのが「清流のしずく」。郡上の天然水で作られた弾力のあるゼリーはほのかな甘みで、まさに水を食べているような新感覚です。黒糖で作られた黒蜜、もしくは透明の白蜜を選ぶことができ、とても上品でスッキリとした甘みが特徴。つまようじで刺すと、「ポンッ」と小気味のよい音を立てて風船がはじけ、ゼリーがぷるるんと飛び出してきます。ゼリーには気泡が閉じ込められており、水のような透明感と清涼感を醸し出しています。4月下旬~9月末までの期間限定販売(シーズンによって異なります)。
他にも、地元のコケコッコ村で採れた新鮮な卵を使った「はちまんプリン」や「こけこっころーる」、郡上弁で「元気かな」を意味する「まめなかな」という名前をつけたお菓子など、郡上八幡ならではのお土産を購入することができます。
郡上八幡に行くのが初めて!という人なら、こんな夏のぶらり旅はいかがでしょうか。
この記事を書いた人
TABITABI郡上 編集部
TABITABI郡上は「度々、何度も訪れたい街、郡上」をキャッチコピーに、郡上市の観光情報や魅力を伝えるメディアです。たくさんある郡上の魅力に触れながら、季節ごと、エリアごとに楽しむことができる旅の提案、郡上市の新しい魅力に触れられる情報を提供し続けていきます。