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「道の駅 清流の里しろとり」で半日過ごす!充実体験

文: TABITABI郡上 編集部
投稿日: 2020年2月26日 最終更新日: 2023年2月7日
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郡上と言えば、食品サンプル作りの体験ができることでも有名ですが、「道の駅 清流の里しろとり」でも体験できるのをご存知ですか?さらに、ここにはふらりと立ち寄るだけではもったいないほど施設が充実。食品サンプル作り体験やお蕎麦・スイーツ・野菜…と白鳥の魅力をたっぷりと堪能できる過ごし方をご紹介します。

全国でここだけ!
道の駅でできる食品サンプル作り体験

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事前に予約をして訪れた「山の中のさんぷる屋」さん。道の駅で体験ができるとあって胸を躍らせて向かったのですが、お土産屋さんが入っている建物の2階にあるようです。「2階建ての道の駅って、初めてかも」とワクワクしながら建物を覗くと、デザートやハンバーグなどの食品サンプルがディスプレイされたショーケースと看板がありました。「こんな風に美味しそうにできるかなぁ」としゃべりながら階段を上ります。

※「山の中のさんぷる屋」は2022年2月25日をもちまして閉店いたしました。

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お店に入ると、食品サンプルの数々やお菓子で作った家が出迎えてくれます。お菓子の家はサンプル作りを体験した人に、1人3つずつ付けてもらっているとのこと。お菓子を高く積み上げて煙突をさらに高くすることを試みる人がいるなど、訪れた人たちの個性が垣間見えてクスリとしてしまいます。体験できるスペースは50名ほどが入れる広さ。団体で利用することもできるそうです。

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いよいよ体験です。今回はデコスイーツ(トッピングつけ放題・1000円)とオムライス(2500円)に挑戦!まずは、難易度がさほど高くなく、小さな子どもでもできるというデコスイーツトッピングから。最初にドーナツやクッキー、果物など約30種類のトッピングから好きなものを選びます。みかんもクッキーも、食べちゃいたいぐらい精巧な造り!思わず香りを確認してしまうほどです。あれもこれも!と色々気になりつつ、なんとか選んで着席。

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テーブルへ戻ると、先生が生クリームやタルト型、そして見本をセットしてくれていました。「まずはタルト型の淵に沿って生クリームを絞り、平らにしてください。そのあと、さらに絞って山型を作ります」と丁寧にレクチャー。

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「生クリーム、思ったよりも固い!」と本物の生クリームとの感触の違いを実感しながら、クリームを絞ります。集中しすぎて無言になってしまう中、先生はやさしく見守ってくださいます。

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クリームの山ができたら、あとは自由にトッピング。センスが問われます!クリームはすぐに固まらないため、何度でもやり直しができるのでアレコレ言いながら作り上げていきます。「うーん、難しい!」と思わず声が漏れると、「これが一番カンタンな体験なのに」と笑いながら社長の一言。「もともとデコスイーツトッピングは、練習用として始まったんだよ。どうしたら美味しく見えるのか、研究する時に原寸大のものを使うともったいないでしょ?だからミニサイズのタルト型を使ってデコレーションの練習をして、センスを磨いているんだよ」と教えてくれました。

完成したら、あとは5日~1週間置いておくだけで自然に固まるそうです。触ってしまわないようプラスチックカップを被せていただき、完成しました!キーホルダーストラップやマグネットは+100円で加工可能。冷蔵庫に貼り付けたり、カバンにつけて毎日楽しめるのがうれしいですね。

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続いては難易度が少し高いオムライスに挑戦します。色付けも行うので、服を汚してしまわないようにエプロンを貸し出してくれました。手にも色が着かないよう軍手をはめて、ケチャップライスの色付けから。「筆に顔料を吸わせて、布巾に筆を押し付けて顔料を馴染ませ、筆を縦に持ってトントンして色付けします」と先生が見本を見せてくれます。簡単そうに見えるのですが、実際にやってみると色がまだらになってしまって、なかなか思うようにはできません。力を少し入れて根気よく続けていたら、ようやくそれっぽくなってきました!

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ケチャップライスができたら、今度は卵に色を付けます。「こちらは、筆を平らにして撫でるように色を付けていきます」と先生に教えていただいたはずが、「あれ?あれ?なんだか卵が焦げてしまった!」と慌ててしまいます。「もっと筆を平にして、やさしく…」とアドバイスを受けたものの、最初の焦げ目が響いてしまいました。「プロのオムライスじゃなくて、我が家のオムライスができそう!」とこれまた笑いながら進めていきます。

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次はケチャップソースをかけます。「まずは枠を作ってその中を埋めるように、撫でるようにソースをかけてくださいね」というアドバイスを元に作業を進めていくと、なんとなく形になってきました!

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お皿をトレーに乗せて、オーブンへ。樹脂を固めるために170度で約7分焼き上げます。焼いている間に社長と少しトークタイム。「食品サンプルの体験というと天ぷらを作ったりレタスを作ったり…というイメージがあるかもしれませんが、それは蝋を使っています。実際にお店などで使用されている食品サンプルは、35年ほど前から蝋ではなくビニール樹脂が主流になっているんです。ディスプレイに使われている光の熱や強度、型の作りやすさ、どれを取ってもビニール樹脂の方が優れているからね。体験も簡単で手軽だったでしょ?」などと食品サンプルの現状を教えていただいているうちに、オムライスが焼き上がりました!

あとはブロッコリーとプチトマトをトッピング。接着剤でくっつけます。「このプチトマト、本物にビニール樹脂をかけて固めてるんだよ」という社長の言葉に、思わずプチトマトを360度確認する私たち。「そんなわけないでしょ(笑)」とすっかり騙されてしまいましたが、「そうかもしれない」と信じてしまうほど本物そっくりのプチトマトをお皿にオン!

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最後はニスを塗って照りを出して、完成!焦げ目がついた「我が家のオムライス」になりました。ニスが完全に乾くまでに1~2日は触らないように教えていただき、触らずに持ち帰りができるよう空気をたっぷり含ませた袋に入れていただきました。

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体験の後は、食品サンプルを作っている工房を見学。お伺いした日はスタッフさんがナポリタンを作っていました。キャベツは、ビニール樹脂で作った葉っぱを実際に千切りにして使っているそうです。この工房見学はいつでも可能とのこと。ガイド付き(要予約)の見学を希望すれば、サンプル作りの工程を説明してもらえるそうなので、子どもたちの社会見学にもぴったりですね!

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最後に、お土産用の食品サンプルを物色!眺めているだけでワクワクしてきます。中には思わず写真を撮りたくなってしまうようなものも※壊してしまったら買い取りになります。かなり高額なので取り扱いにはくれぐれもご注意を。

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今では食品サンプルの定番とも言えるミカンは、まだ幼稚園だった娘を驚かせるために作ったのが最初だったんだよね」という誕生秘話を社長から伺います。食べたくなるようなディテールの細かさに感動していると「見た目だけでなく、できるだけ本物に近づけられるように今後も色々考えていることがある」とのこと。今後、どんなものが生まれるか期待が膨らみますね。階段には、オッ!と驚く社長からの楽しいサプライズもあるのですが、ここで触れてしまうのは無粋というもの。ぜひ訪れてワクワクを体験してみてくださいね。

※「山の中のさんぷる屋」は2022年2月25日をもちまして閉店いたしました。郡上には、他にも食品サンプルづくりを体験できるお店がございます。ぜひ、お立ち寄りください。

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この記事を書いた人

  ねこ編集長

TABITABI郡上 編集部

TABITABI郡上は「度々、何度も訪れたい街、郡上」をキャッチコピーに、郡上市の観光情報や魅力を伝えるメディアです。たくさんある郡上の魅力に触れながら、季節ごと、エリアごとに楽しむことができる旅の提案、郡上市の新しい魅力に触れられる情報を提供し続けていきます。

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