七日祭・くるす桜
【会場】
明建神社 岐阜県郡上市大和町牧
【明建神社七日祭り】 正午から
800年前、東氏が伝えたと いわれる明建神社の「七日祭(なぬかびまつり)」
この例祭の奉仕者は今も宮座制と役割の世襲制が受け継がれ、例祭当日の1週間前から潔斎をするなど厳粛に執り行われます。祭のクライマックスには、中世の芸能”田楽”を受け継ぐ野祭りの「神前の舞」「杵振りの舞」「獅子起こしの舞」の三つが行われます。
郡上市大和町にある明建(みょうけん)神社では、毎年8月7日の例大祭「七日祭(なぬかびまつり)」が行われた後、奉納として「くるす桜」が上演されます。
この「くるす桜」は、室町時代のこの地の領主であった東氏9代目・東常縁(とうのつねより)をモデルとして書かれた謡曲を興してつくられた能です。
【くるす桜能楽師による能楽奉納】 14:30頃~15:00頃まで
※これまでは夜間に有料の薪能公演を開催していましたが、今年は昼間に観覧無料の「仕舞」「袴狂言」「舞囃子」の奉納を行います。(例年と内容や時間が異なりますのでご注意ください)
【仕舞】能楽による上演形式の一つ、能の一部分を切り取って舞う。面や装束をつけず、地謡のみで舞うのが一般的。
【袴狂言】仕舞同様、狂言師が面や装束をつけずに狂言を演じます。
【舞囃子】仕舞同様ですが、地謡に加えて囃子 (笛、小鼓、大鼓、太鼓) が伴奏を務め舞を引き立てます。
※能楽奉納中は、写真や動画の撮影を禁止といたします。何卒ご了承ください。
~能「くるす桜と歴史」今回の奉納について~
能 「くるす桜」は、八幡町の旧家に現存する江戸時代に写された謡曲本「久留春桜」が原本となります。
この本をもとに、京都の観世流能楽師、味方健先生をはじめ多くの先生方のお力を得て、能「くるす桜」が誕生しました。昭和63年8月7日に初演を迎えた「薪能くるす桜公演」は、その後も8月7日の明建神社祭礼「七日祭」と共に回数を重ね、令和6年8月7日に第35回目の節目の公演を盛大に開催することができました。残念ながら、令和7年の薪能公演は実現できませんでしたが、奉納を途切れさせないという想いから、「くるす桜」を保存継承して下さっている能楽師の先生方の多大なご協力の上、舞囃子「くるす桜」他の奉納が実現しました。
イベント情報
- 開催期間
- 2025年08月07日
- 開催場所
- 明建神社
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- アクセス
- 無料シャトルバス
会場(古今伝授の里フィールドミュージアム)~郡上市役所大和庁舎臨時駐車場~長良川鉄道 徳永駅を巡回する無料送迎バスを運行します。
・11:00~14:00の間運行
・概ね10分毎に巡回
【車でお越しの場合】
○古今伝授の里フィールドミュージアム第2駐車場 (東海北陸道ぎふ大和ICから車で7分)
○郡上市役所大和庁舎南駐車場 (東海北陸道ぎふ大和ICから車で5分)※無料シャトルバスをご利用ください
【長良川鉄道でお越しの場合】
○長良川鉄道「徳永駅」下車後、無料シャトルバスをご利用ください
- お問い合わせ先
- 薪能くるす桜実行委員会
- 電話番号
- TEL:070-2316-3393 (9:00~17:00)
MAIL: [email protected]