地球の鼓動を肌で感じる 大自然の神秘「鍾乳洞」

名水の町として全国的に有名な岐阜の山深い場所にある郡上八幡。この町に名水を供給しているのが、山間部に広がる石灰岩層のカルスト地形だと言われています。石灰岩層のあるところには鍾乳洞あり。町内には、西和良地区から安久田にかけて鍾乳洞が多く存在しています。その理由は、さかのぼること数億年前、この付近一帯は熱帯の浅い海底であったことにあります。海底に繁殖していたサンゴが、気の遠くなるような年月をかけて、数100mもの石灰岩を作りました。そして隆起などの地殻変動を繰り返し、石灰岩層が雨水や地下水の流入で溶けた結果、何段にも分かれた複雑な鍾乳洞ができたものと考えられています。

鍾乳石が1cm伸びるのに、一般的に100年ほどかかると言われています。そして今でも成長期にあり、太古の時代からと同じ成長の過程を繰り返し、発達の歴史を見ることができるのです。今回は、観光として利用されている大滝鍾乳洞・縄文洞と郡上八幡美山鍾乳洞をご紹介。洞内は、自然の力で1年を通じて15~16度に保たれています。夏はひんやり涼しく冬は温かいので、ぜひお出かけください。