長良川鉄道は
地域に愛される
ローカル列車として、
新しいチャレンジを
続けます!
長良川鉄道は「人と人、地域と地域、自然と心を繋ぐ会社」。地元食材のコース料理やスイーツを楽しめる列車や、郡上おどりや観光やなとタイアップした列車、子供に人気のキャラクター列車、冬の風情を楽しむこたつ列車など、地域や行政と協働して、これまでに数えきれないほどの企画列車を生み出してきました。その積極的な取り組みや鉄道の魅力について、専務の坂本桂二氏にお話をうかがいました。
窓を開ければ川風が注ぎ込む気持ちよさ…
「長良川鉄道は、地域に愛されるローカル列車として、温もりとやすらぎを感じられる存在。スローライフが注目される、成熟した現代社会においては、早く移動することよりも『ゆっくり、のんびり』を多くの人が求めています。長良川鉄道はそんな時代を演出してくれる鉄道です。最大の魅力はゆったりした時間と眺めですが、ただ見るだけでなく五感で感じてほしい。ガタゴト揺れる音や振動、窓を開ければ川風が注ぎ込む気持ちよさ…冷房でない感覚を味わってみてください」
地域の人々が自分の故郷に誇りを持てるように
観光列車「ながら」の運行を実現させた立役者である坂本専務。「あの有名な『ななつ星』や『ソニック』を生み出した水戸岡鋭治さんがデザインすることによって、地域の人々が自分の故郷に誇りを持ち、外に自慢できるようになりました。鉄道を通じて、地域の活性化に貢献できたと思っています」
行政や地域と、積極的なチャレンジを
「人口減少や高速道路の普及により、鉄道経営は火の車です。少しでも赤字を少なくするためには“いかに外から人を呼び寄せるか”が重要で、さまざまな企画列車を積極的に実施しています。その極め付けが観光列車『ながら』です。2016年春に導入した『ながら』は県外から2万人もの客(初年度)を呼び込み、地域への経済波及効果が数億円以上にもなりました。これからも、行政や地域と企画段階から協働して、積極的なチャレンジを続けていきたいと思っています。海外からのインバウンドも見込んでスマホで予約から決済、沿線の観光案内までスムーズにできる仕組みや、下車した後の交通なども含めたパッケージなど、よりよいサービス・利便性の向上にも努めていきたいですね。続々と生み出される企画列車や新たなサービスの情報はWEBサイトをチェックしてください」
食堂車(25席)と観光車(38席)の2両編成で、金土日祝を中心に美濃太田~北濃間を運行しています(運行予定は長良川鉄道を確認してください)。