長良川を目の前に、天然「郡上鮎」料理を味わう。やなの漁場 「和み舎(なごみや)せせらぎ」のレストラン イメージ

【編集部 宿泊施設探訪】 長良川を目の前に、天然「郡上鮎」料理を味わう。やなの漁場 「和み舎(なごみや)せせらぎ」のレストラン

大日ヶ岳を源流とする、清流・長良川。
昔から長良川の上流ではよい鮎が捕れると評判で、“御漁場”と呼ばれる漁場が定められ、皇室に献上されているほどでした。

長良川の上流で捕れる天然鮎は、今では「郡上鮎」と呼ばれ、全国的にも有名なブランド鮎として知られています。
今回ご紹介するのは、そんな「郡上鮎」を和洋のフルコースで楽しめる、リバーリゾート「和み舎せせらぎ」のBBQレストラン。

長良川が目の前という絶好のロケーションで、8月〜10月には、地域に脈々と継がれてきた伝統的な漁法「やな漁」の漁場が出現します。
そこで捕れた鮎も食べられるということで、行ってきました!

川の “せせらぎ”で涼を感じる

川辺で水に触れる女性

東海北陸自動車道白鳥ICから約5分。
白山信仰で栄えた白鳥町に「和み舎せせらぎ」はあります。

長良川が目の前に広がり、思わずかけ寄りたくなります。
お店の名前の通り、川の “せせらぎ”が聞こえ、真夏の暑い季節でもどこか涼しく感じられます。

郡上天然鮎やな漁場の風景

こちらでは、毎年8月上旬から10月末までやな漁が行われていています。
やな漁とは、川をせきとめ、竹などで作ったスノコで足場をつくり、上流からやってくる鮎を捕る伝統漁法です。

シーズンになると、毎年この漁場をつくり、ここで捕れた天然郡上鮎を調理して提供しています。つかみ取りなどは体験できませんが、やなに入ってみることはできるんですよ!

鮎のフルコースが食べれる「BBQレストラン」

和み舎せせらぎ レストラン棟外装

こちらが「和み舎せせらぎ」のBBQレストラン。
こちらでは、天然郡上鮎を使用したオリジナル料理やBBQが体験できます。

ヤナ近くの川辺のBBQスペース

オススメはやはり鮎料理! 塩焼きからフルコースまで、メニューが豊富です。

郡上鮎の塩焼き

こちらは名物「鮎の塩焼き」(1,500円税別)。
1匹ずつ丁寧に串打ちされているそうで、躍動感のある姿がすばらしい!
鮎は香魚とも呼ばれていて、とにかく香り高いです。

じっくり時間をかけて焼き上げるので、身はふっくら腹の芯まで火が通り、頭の先から尻尾まで余すところなく食べられます。

天然鮎フルコース(パスタ)を持つ女性

私のおすすめは、焼いた鮎を丸々1匹使用した、夏野菜たっぷりの「パスタ」。

パスタと鮎とすいかの組み合わせにびっくりですが、食べてみると、鮎の味を引き立てる“たで酢”のさっぱりした味がきわだつ、新感覚のおいしさ。「鮎=塩焼き」「鮎=和食」のイメージが覆される一品です。

ほかにも、地元郡上産の薄口醤油を使用して仕上げ、山で採れた山椒の香りを効かせた「甘露煮」、鮎のお腹に、さらに鮎のスリ身を贅沢に詰めてフライにした「フライ&フリッター」などもあり、鮎の新しい食べ方に出会えますよ!

BBQで飛騨牛を焼く

また、夏にぴったりなBBQコースも用意されています。
お肉と野菜がセットになった「BBQセット」や、郡上産の天然しし肉や岐阜名物の鶏ちゃんなど、スーパーなどではなかなか手に入らない、特別な食材もいただけます!

このロケーションに、このお料理。
郡上ならではの楽しみ方がここにはあります。

川沿いの心地良さをもっと体験したい方はコテージへ。

和み舎せせらぎ 古民家調ログコテージ外装

「和み舎せせらぎ」は、お食事だけでなく宿泊もおすすめです。

ログコテージ一階のBBQスペース

コテージの1階部分に屋根付きのテラスがあり、こちらでBBQを楽しめます。レストランにケータリングをお願いすることもでき、なんとビールサーバー付き!

森の中、川の隣。リラックスした時間を

日が暮れはじめると、「カナカナカナカナ……」という、ヒグラシの哀愁を感じる鳴き声が聞こえてきます。川のせせらぎの音と重なり、最高のBGMが生まれます。

森の中でハンモックに座る女性

宿泊者用にハンモックも用意されているので、寝転んで眠ってみるのもよし。
「和み舎せせらぎ」で、リゾート気分を味わってみては、いかがでしょうか?


あわせておすすめ“外あそび”スポット

近隣で遊びたい方に体験してほしいのが「長良川サイクルクルーズ
長良川沿いの自然や郡上八幡の街並みをサイクリングで堪能することができます。
車窓からはなかなか感じられない、自然や街の雰囲気を味わってみてください。


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