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【体験記】人にふれる、自然にふれる、五感でふれる

郡上の自然に囲まれて遊ぶこと。
神域で遊ぶこと。
それは、近いのに「深い」世界に、身の芯まで浸すような、はっとする体験でした。

私は、松野栞。
昨年、東京から郡上八幡に移住して、ライターとして活動中の24歳です。
今回、ライターとモデルとしてアウトドアの体験をさせていただきました。
何もかも新しい「郡上一年生」の体験記をちょっぴり、お伝えします。

郡上の各地に豊かに点在するアウトドアフィールド。
巡って、どこでもとびきり感じる事ができたのが、今まで見た事のない「ひと」「自然」「五感」の深みでした。

「ひと」

郡上で迎えてくれるアウトドアガイドさんは、また会いたいと思わせる人柄の持ち主です。
シャワークライミングのガイド和田さんは、ずっと前から知り合った友達どうしのように、楽しい雰囲気のなか、親身にサポートしてくれました。
ラフティングに惹かれて移住した原田さんからも、いまの仕事と地域を愛する気持ちが伝わってきました。

どの方も、郡上の自然や人を愛し、その魅力を余すことなく伝えたい! という熱意にあふれていて。参加した私たちをあの手この手で楽しませてくれました。
そうして「またこのインストラクターさんに会いたい!」と、何回でもリピートしてしまいたくなるような人々に出会えたのです。

林の中をサイクリング

「自然」

出会ったのは、大切に守られる、手つかずの自然でした。
豊かに流れる透明な川の水、山々の風景、吹き抜ける風、
どれもが心地良く感じられました。

その源には、アウトドアに関わる人々による「自然への敬意」があります。
日本三霊山の白山を望む郡上市では、白山を水の恵みの神とする信仰が根づき、水は聖なるものとして崇められてきました。
アウトドアに取り組む方々は、その自然をかけがえのないものと感謝して、次の世代にも引き継がれていくようにと努力してきました。

神に見守られながら、その懐に入って遊ばせていただく。
そういった感性が伝わってくるので、神域で遊ぶ私たちも、自然と背筋がぴんと伸びるような、大きな力を有難く感じる気持ちを抱くのでした。

阿弥陀ヶ滝

「五感」

普段、慌ただしい日常の中で、いかに自分を囲む匂いや色、音や触感に気づかずに過ごしていたんだろう。
郡上のアウトドアフィールドに身を浸したことで、気づきました。

流れる水のひんやりとした冷たさ。
自転車をこぐ、心地よい疲れと達成感。
ジップラインを滑り降りる、爽快な風の温度。
気のおけない仲間と囲む焚き火の暖かさ。

五感を研ぎ澄ませて過ごした、楽しかった時間を思い出すと、
いまここにある日常も、すこしだけ丁寧に生きてみようという気持ちになります。

前谷川

単に、外で遊んで「楽しかった!」で終わる体験ではなくて、ここ郡上にしかない、ひと、自然、五感の深みを味わうことのできるアウトドアフィールド。
住み始めた郡上の姿が、今までよりもくっきりと見えた体験をしました。
名古屋からたった1時間強の場所に、こんなに新しい世界が広がっているなんて。

Outdoor Field Gujoの深みに、はまりました。


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