〜楽しいから興味がわく!興味がわくから知りたくなる!〜 手軽に魚と触れ合える「清流長良川あゆパーク」へ日帰り夏旅!

道の駅白山文化の里長滝(白鳥町)に隣接している「清流長良川あゆパーク」をご存知ですか?長良川といえば「鮎」といわれますが、実際は高価だったり、釣り方が特殊であまり馴染みがなかったりしませんか?そこで、鮎をもっと身近に感じてもらうための場所としてできたのが「清流長良川あゆパーク」です。

どうやら、これからの季節に子どもたちが喜ぶ体験が色々とあるようです。しかも、予約不要で水遊びの準備さえしてこればバッチリ!ここでどのように過ごせるのか、鮎とどのように触れ合えるのかをお伝えするべく、あるご家族を取材してきました!

ご協力くださったのは玉木さんご家族。小学3年生のかんなちゃんと、保育園年長さんのこうせい君はお揃いのTシャツでバッチリ決まっていました。

「郡上ケーブルテレビで観て知ってはいたのですが、実際に来るのは初めてです」とお母さん。
想像されていた以上の広い敷地をのぞみ、みなさんの期待値が高まります。

すばしっこい鮎に追いつけるか?!魚のつかみ取り体験

早速向かった先は、夏場は一番の人気スポットである魚つかみ取り広場。
「よくあるやつね」と思われがちですが、ちょっと待った!ここでは全国でも珍しい「鮎」の魚つかみができるのです。
石で組まれたクネっとカーブした川は、それだけで入りたくなってしまう魅力的なスポットです。
水の深さは子どもたちの足首より下に調整されているので、保育園児が入っていっても安心できるほど。

ウォーターシューズに履き替えて、チャポン。すでに鮎がうようよ泳いでいます!

「目標は何匹〜?!」と、あゆパークのスタッフに聞かれ、「5匹!!」と勢いよく答えたこうせい君・・・果たして!?

鮎が多く集まっているところにとにかく手をつっこみますが、「意外と逃げるなあ!」と序盤は苦戦。お姉ちゃんは真剣な目つきで挑みますが、魚に触れると「いや”〜!」という叫び声が出てしまいます。大丈夫でしょうか(笑)

そう思っているのもつかの間、川の中での2人の動きが見るからにスピードアップしてきました! 2人ともしっかり鮎を両手で掴んで各々のバケツへ。「これなら5匹いけるんじゃないかな」とお父さんも参戦し、囲い込み戦法も始まりました。

あっという間に目標の5匹を達成!
しかし二人の勢いは止まらず、その後も2人の視線は川の中へ。慣れてくるとこんなにすんなり掴めるものかとお母さんも感心しきりでした。
最後の一匹まで掴みきりたい様子でしたが、「今度はます釣りやで頑張ろう〜!」というお父さんの声かけで、ようやく川から上がってきました。

竿を大きく振って遠くに飛ばすのがポイント!釣り堀体験

興奮状態のまま、次はマスがたくさん泳ぐ釣り堀へ。

釣り堀には行ったことがあるそうですが、釣り経験はほとんどないという子どもたち。
子どもたちの背丈の2倍近くある長さの竿をお借りし、針にエサをつけていきます。

「エサをつけたら遠くへ投げて。家族分の4匹を釣ってください!」というスタッフの声かけとともに、まず一投目!

エサを入れた途端に魚の群れが食いついてきます!
先に釣れたのはこうせい君。糸にぶら下がってくる魚にちょっと緊張な面持ちです。

「エサだけ食べられた〜!」と、かんなちゃん。お母さんに針にギュッと固めてつけてもらうと、改善されたようで早速引きが!! 「はよ掴まなー!」とお母さんも笑って応戦されていました。

2人で競争するように釣り上げ、ものの15分で家族分はしっかり釣れたようです。

いざ、実食!鮎とニジマスの塩焼き体験

さあ、魚つかみのバケツにも釣りのバケツにも十分な魚を獲ることができました。
思わず「早く魚食べたい・・・」と声が漏れるこうせい君。これだけ魚を見ていたら、そりゃお腹空きますよね。それでは魚の塩焼き体験にうつりましょう!

(2021.7.8 現在魚のつかみ取り体験や、魚つり体験で獲った魚は自分で焼いて、食べることができますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点からセルフ調理を休止しているため、あじわい広場で焼かれた魚と交換していただくこととなっています。

今回は、鮎とニジマスを獲ったので2種類を別々の方法でいただきます。

まずは鮎から。実は、鮎の塩焼きはあゆパークが最もオススメしたい体験の一つなんです。それもそのはず、スタッフお手製の「AYU缶」で焼く鮎が絶品だからです!

「踊り串って知ってますか?あれは難しいので、これに入れてやっていきます」と、手渡された型。鮎をこの型に添わせてはめ込み、口から串を刺すと簡単に踊り串ができるという優れものです。

はじめこそ「うぇぇ〜」と言って顔をしかめていた2人も一度やってみると慣れたものです。

綺麗に串刺しができたので、砂が敷かれたAYU缶に入れていきます。
この「AYU缶」、鮎は脂分が多いので、炭の上に平行に置いて焼くと落ちた脂の匂いに巻かれて美味しさが半減していまうということで考案されたもの。
炭は中央に積まれているので、回転させてながらじっくり焼いていきます。

次は、ニジマスの準備です。ニジマスは鮎とは違い、腹を出してから焼きます。

「え、なんで?」と子どもたち。

「鮎は草食系だから、草しか食べないんです。でも、ニジマスは肉食系なので虫の死骸とか、石だって食べちゃいます。そうしたら身体にいろんな菌が入る可能性があるので、美味しい身の部分だけ食べるようにするんですよ」

そんな話を聞きながら洗い場にやってきました。
ここでも包丁ではなく、ハサミをつかって開いていきますので、小さなお子さんも親御さんのサポートがあれば一緒に参加することができます。

上手くさばくことができ、開いたお腹の隅々まで綺麗に洗えました。

こちらは型を使わずに串を刺していきます。
鮎の串さしより手こずっているようでしたが、お父さんとお母さんの大活躍により完成!

丁寧に塩をかけ、炭の上でじっくり焼いていきます。
「いつもは小さい魚しか釣れんので、素揚げしたり、フライパンで焼くことくらいなんで」と、お父さんもどのように焼き上がるのか興味津々。

川の仲間たちのいるネームプレートが完成!クラフト体験

魚が焼きあがるまでの間は何をして待ちましょう?
川に足をつけながら待ちぼうけするもよし、お散歩するもよしですが、あゆパークにはクラフト体験のご用意もあります。魚に触れないご兄弟がいる場合にもうってつけですね!

今日はネームプレートを作ることに。
「僕はこっちがいい!」とすかさず魚の形をした板を選んだこうせい君。名前を書いて、川の仲間たちを描いていくようです。

かんなちゃんは、習いたてのアルファベットで名前を書き、かわいい似顔絵も添えられました。

かに、めだか、石、それぞれの世界が広がって可愛く完成です!

その他にも、「バードコール」や「風鈴」など、簡単なクラフト体験がいろいろありますので、お子さんの興味のあるものを選んでくださいね。

そうしている間に、魚の香ばしい匂いが漂ってきました!

全面こんがり焼けたようです。いただきまーす!

「家で食べるのよりめっちゃでかいし、ふわふわ!」と大満足な様子。
自分で獲った魚というのも効いていると思いますが、特にこのAYU缶で焼いたものはお家では再現できない美味しさがあるのが伝わってきます!
しかも、価格もお手頃なのが嬉しいところ。
鮎ってどうしても高価なイメージがあって、家族みんなで食べるとなるとハードルが高く感じませんか? でも、あゆパークなら1本500円!
体験で獲っていなくてもあじわい広場でお買い上げいただけますので、ぜひお立ち寄りください。

最後に、学びの要素も味わって

お腹いっぱいになったところで、家族揃って施設一周ぐるりとお散歩へ。
いくつもの起伏がある里の丘芝生広場で、思わず走り出してしまう子どもたち。
GIAHSクイズラリーというのもあり、長良川に関するクイズにこたえる企画も用意されています。

実はここは持ち込みテントを張ることもできるので、朝からきて1日過ごされるご家族も多いようです。休日は特に混み合いますので、朝一からのお越しいただくのがオススメです!

芝生の外には長良川に下りれる階段もあり、団体向けの鮎の友釣り体験や、投網・手網体験なども実施されているとのこと。学校などで利用されると長良川の奥深い世界をより一層楽しめそうです。

本日最後の体験をすべく、里川あゆハウスに場所を移しました。

この施設は、世界農業遺産「清流長良川の鮎」に関する情報発信拠点であり、座学もできる研修室や、長良川の魅力を視覚的に伝える多面シアターがあります。
この多面シアターというのは、前だけでなく、左右と足元まで映像が映し出される最先端の投影技術が使われているそう。行ってみましょう!

ここで伝えられているのは、鮎が生息できるほど綺麗な長良川がどのようにして保たれているかということ。
映像に入り込み、長良川の最上流部から下流部まで下りながら自然と流域の文化や人の暮らしの関わりをみることで、綺麗な川づくりにどれだけ多くの人が関わっているかを知り、その恩恵に預かっているありがたさに気づくことができます。

まだまだ「つつけば出てくる」あゆパークの側面が見えてきたところで、今日はお開き。
玉木さんご家族に、今日の感想を聞いてみました。

「思ったよりすごかったですね。つかみ取りとかだけじゃなくて、工作したり映像見たりできるとは思ってなかったので。」とお父さん。
「魚はよう掴まんと思ってたけれど、娘もためらいもなくやってたので楽しかったようです。子どもと一緒に遊べるのがいいので、男の子でも女の子でも、家族連れの方にはとてもいい場所だと思います。」と、お母さん。
「また来たい人ー?」と呼びかけると、「はーい‼」と元気に手を上げてくれたかんなちゃんとこうせい君。

ありがとうございました!

まとめ

あゆパークで過ごす休日の様子、いかがでしたか?
生きた魚に触れた子どもたちも親御さんも、生き生きとされていました!

「楽しいから興味がわく、興味がわくと知ってみたくなる。そんな拠点にしていきたい。」と話されていたあゆパークのスタッフの純粋な思いを体感できる1日でした。

こんな場所が、名古屋から車でわずか1時間半の場所にありました。
体験目当てでくるもよし、日帰りキャンプでのんびりもよし、鮎を食べに寄っていただくのも大歓迎です。  
この夏一度はぜひ、あゆパークに遊びに来てくださいね。


近隣のおすすめスポット

阿弥陀ヶ滝

日本の滝100選、岐阜県名水50選に認定された、東海一の名瀑。軽装でも歩ける遊歩道を進めば、森に囲まれた滝壺に流れ込む落差60mの滝を見ることができる。夏季は阿弥陀ヶ湯滝の水を使った流しそうめん屋も営業。あゆパークから駐車場まで車で10分。遊歩道は片道15分。


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