源流釣りとは・・？

源流釣りの舞台は、郡上の山のさらに奥に入った最上流部。
緑美しい森の渓流で、じっと潜む天然の「イワナ」や「アマゴ」「ヤマメ」を追い求めながら沢を登って釣りを楽しみます。

携帯の電波が入らず、道なき道を進みながら楽しむ釣りは、まさに”リアル”なフィールドでのアウトドア体験。渓流釣りに慣れていない方や、その土地に馴染みがない人だと危険な一面も。
今回GUJO Outdoor Experiences編集部は、地元で活躍するアウトドアガイドサービス「DRY’AD（ドライアッド）」のツアーに参加して、源流釣りにトライしました。

DRY'AD(ドライアッド)
・郡上をメインフィールドに活動するツアー会社。
・渓流釣り・源流釣りのツアーをメインに開催し、ツアーを通して自然の魅力、釣りの楽しさを伝えている。
　　Instagram：https://www.instagram.com/dryad_dyt/

源流釣りに必要な装備

源流釣りは、沢を登りながら釣りを行うので、釣り道具に加え特別な装備が必要。
石には苔が付きとても滑るので「沢足袋(さわたび)」の利用の他、水中の岩や、転倒から脚を守る為にゲーターの着用も重要です。

また、偏光グラスを活用することで水面からの反射光を遮断し、水中が見やすくなって釣れる可能性もアップ！

そして忘れちゃいけないのが、釣りを行う河川の漁業組合等が発行する「遊漁証」
多くの河川が「遊漁証」を購入した上での釣りを必須としていますので、必ずのご購入を。
遊漁証はその河川の漁協の収入となり、釣り場の整備や、繁殖を目的とした稚魚の放流等などの資金になっているため、その河川で釣りを楽しむのであればすべての人が払うべきものなのです。　　
川の近くのコンビニや釣具屋さんなどで販売しているので、釣りの前にお立ち寄りを！

いざフィールドへ！

準備が整ったところでいざフィールドへ！

今回、我々が狙うのは”渓流の王”とも称される「岩魚(イワナ)」
警戒心が高く、岩陰にじっと潜むこの魚を狙って、ポイントを探し、ルアーを投げてアプローチをしていきます。

どこにルアーを投げ、どのようにルアーを泳がせるかを考えながら竿を振り、２〜３投して当たりがなければまた次を探して沢を登る。
源流釣りは、冷静な頭脳と丁寧な竿さばき、沢を登る体力が必要なアグレッシブな釣りだと感じました。

その”一瞬”とその”場所”にしか棲まない魚を求めて無心で竿を振り、沢を登ります。
そして、上手にポイントを突いた時には魚がルアーを追っかけてくる様子が見える！
まさに緊張の瞬間です。

試行錯誤しながら進んでいく中で、ガイドさんが25cmを上回るニッコウイワナを見事ゲット！

過酷な自然の中で生き抜くことで創られるその身体と模様は、たくましく、そして美しい姿。

大自然の中で同じ目的だけを追い求め、共に時間を過ごすことでチームワークが高まるのもこの釣りの良いところ。
あっという間に時間が過ぎて、本日の釣行は無事終了。
残念ながら、私は釣り上げることはできませんでしたが、魚を追い求めて沢を登るだけでも素晴らしい時間となりました。

ツアーを終えて・・・

インターネットが発達し、スマートフォンを通して情報や人と簡単に繋がれることが当たり前となった現代。しかしその反面、ついつい長時間画面と向き合い、身体が固まり、呼吸が浅くなってしまうこともしばしば。

そんな現代で、源流釣りのように非日常の環境で１つのことに向き合う時間はとても貴重な事。

ツアーが終わった後に感じた清々しさと、心の安らぎは、雄大な自然の中で時間を過ごし、五感が研ぎ澄まされたからこそ得られる感覚で、アウトドアが持つ本来の魅力なのではないかと思います。

そして、同じ表情を見せない手付かずの自然と、この土地で生まれ育った魚との出会いはまさに

「一期一会」

また出会いたいと思うから虜になる。

そんなことを感じられる、「源流釣り」と「郡上の自然」は最高です。
あなたも、日々の喧騒から離れて郡上で源流釣りを楽しみませんか？きっと何か新たな気づきがあるかもしれません。

今回参加したDRY’ADのツアーは、道具のレンタルから竿の使い方まで、丁寧かつ安心・安全にガイドをしてくれるので、初心者・手ぶらでも気軽に参加できるのでオススメです！

DRY’AD Webサイトを見る

豊かな自然で多様な遊び方ができる郡上は贅沢な環境！
これからも郡上の素敵な「外あそび」と「自然」の魅力をドンドンお届けしていきますので乞うご期待ください。

^{【お願い】源流釣りは、渓流釣りに慣れていない方や、その土地に馴染みがない方だと、重大な事故に繋がる危険性があります。安全の確保とルール・マナーを順守して釣りをお楽しみください。}