川と思い切りあそぶ「FIELD DAY」式ラフティング体験
今回、体験したのは、東海北陸自動車道美並インターを降りてすぐの場所にある「FIELD DAY(フィールドデイ)」のラフティングツアー。その特徴は、郡上に15社あるラフティング事業者の中でも、長良川でのラフティングに特化しているということ。繁忙期でも、できる限り少人数制を大事にしていて、満足度が高いと評判です。今回のツアーで初めて出会ったお客さんと一緒に、思いっきり水に濡れて楽しんできました!
郡上のラフティングに惚れ込んだガイド、原田さん
今回、ご案内してくださったのは原田雄貴さん。「FIELD DAY」の取締役社長でありながら、自ら現場に出てツアーガイドをされています。生まれは名古屋で、郡上に移住する前は保育園の先生をしていたというから驚き!
スキーが好きで、冬になると郡上へよく遊びに来ていたそうです。夏に長良川沿いをドライブをしていたとき、楽しそうにはしゃいでいるゴムボートの群れを発見。
興味を持った原田さんは、ガイドさんに話しかけ、ラフティングのことをいろいろ教えてもらったそう。それが、原田さんとラフティングとの出会いだそうです。
後日、体験してみて、見事にラフティングにハマり、保育士を辞めて移住されました。
ガイド歴は16年。長良川を知り尽くしたベテランのガイドさんです。
こちらは「FIELD DAY」のベースです。
まずはこちらに集合!
名古屋から車で1時間弱。高速バスの「高速郡上美並」停留所からは歩いて20秒ほどというアクセスの良さ。長良川鉄道を利用する場合は、駅までスタッフが送迎してくださるそうですよ。(※予約の時には、下車予定駅・時刻のお知らせを)
なかに入ると、気さくなスタッフが迎え入れてくださいます。
受付が済むと、自分のサイズに合ったウエットスーツを選びます。
男女兼用で、ジュニア(130cm〜160cm)から大人(S〜4XL)まで幅広く揃えてあるので、どんな体型の方でも大丈夫です!
シンプルなウェットスーツのほか、人気アニメの主人公になりきることができるスーツなども用意されているので、気になる方はぜひお問合せくださいね。
着替え終わり、みんなの準備が完了したら、いよいよ清流長良川へ出発です!
長良川へは車で5分ほど。
長良川の中流域にあり、田畑や山のあるのどかな風景を望む新美並橋がスタート地点です。
今回は、「午前ツアー」(午後もあり)に参加。初めましてのお客さんと相乗りです。
はじめに、おだやかな流れの淵で、パドルの使い方をレクチャーしてもらいながら、みんなでワイワイガヤガヤ、力を合わせて漕ぎます。
慣れてきたところで、急に流れが速いポイントに! ここは、原田さんが全国でも星4つと自慢する急流スポットで、『三段の瀬』と呼ばれています。
三段の瀬を過ぎると、流れのないプールのような場所(通称トロ場)を漕ぎ進みます。
相乗りのお客さんとも、だんだん息が合ってきました! ぐんぐん前に進んで楽しいです!
度胸試しの崖から川へダイブ
「ちょっと落ちてみましょうか」
落ちる? どこから? と思っていると、原田さんがおもむろに崖の上を指差しました。
「絶対ムリ!!!」
女性陣から悲鳴が上がります。
「大丈夫大丈夫!」と、原田さんは満面の笑顔。
ボートから降り、そろりそろりと崖を登ってみます。
崖上から水面まで3mはありそうな高さ…。思わず足がすくみます。
ちょっと怖いけど、思い切って「いきまーす!」
と、ジャンプ!
ばしゃーん! という音と同時に水中へ。
思った以上に滞空時間が長かったです。少し違う世界が見えた気がしましたね。
ひとりが飛ぶと、不思議と勇気が出てくるものですね。
ひとり、またひとりと飛び始めました。
下からも「頑張れ!」と声援を送ります。(野次を飛ばすのも結構楽しい!)
お茶目なツアーガイドに落とされる
再びボートに乗っていると、
「あ、なんかいる!」と、原田さん。
「え?」と、意識を違う方向に向けられた瞬間、ボートがひっくり返りました!
お茶目なガイドさんからのサプライズです。
一瞬、何が起きたのかわからなくて唖然としましたが、みんな徐々に笑いがこみ上げてきました(笑)
再びボートに乗り込み、急流「りょうづきの瀬」へ。
緩やかな流れから一変、体が持っていかれそうな速さ。
場面ごとに変わる長良川の表情に翻弄されつつも、みんなで息を合わせてパドルを漕ぎながら、波を乗り越えていきます。
無事に「りょうづきの瀬」を越えると、ゴールは目前です。
ゴールの遊遊ふれあい広場に到着して、ツアーが終了!
みなさん、最初から最後までにっこにこ! 全力で楽しめました。
今回は水量が多く、残念ながら体験できませんでしたが、ボート上でゲームをしたり、みんなで手をつなぐ「フラワー」や、ボートの両端に体重を掛け合う「シーソー」という遊びもするそうです。
通常の水量であれば、逆流に乗る「サーフィン」という遊びもできますよ。
お客様に合わせてその日のツアーの流れを決めるため、必ずメニューが確定しているわけではありません。例えば、川が大好き! なお客様にはスリリングなツアーをチョイス。また、水に落ちるのがNG、高いところが苦手、というお客様にもちゃんと配慮してくれます。どんなお客様にも満足していただけるよう心がけている「FIELD DAY」リピーターが多いのもうなずけます。
一度だけでなく何度でも体験したくなっちゃいますよ!