郡上さとやま暮らし「走り回る子どもたちをみて、
ここだと決めた」郡上市 移住ガイドブックより

文:IROIRO郡上編集部
投稿日: 2024年3月24日 最終更新日: 2024年3月25日
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郡上市に実際に移住した4人家族にお話を伺いました。

「小林達矢さん・こなつさん」家族紹介

愛知県から和良町に2019年に移住。長女ひのめちゃん、次女はつひちゃんと和良で生まれた長男の晴大(せいた)くんが加わり、犬のわらちゃん、猫のてんちゃんの5人と2匹で暮らす。

空き家めぐりをくり返して

部屋の壁に飾られた絵を見上げる女の子

「長女が小学生になるまでに移住先が見つかれば」と思っていた小林達矢さん・こなつさんご夫妻は数年前から、旅行と組み合わせて、空き家バンクに掲載されているような各地の物件の内覧に参加していたそうだ。初めて和良町を訪れた時も同じだった。その際に紹介された物件にはピンと来なかったものの、道の駅で出会った温かな人たちに魅きつけられた。夫婦揃って感じるものがあり、同年夏に再訪。和良おこし協議会を介して空き家を紹介してもらった。

いくつかの物件のうちの一軒で「家に入ったら子どもたちが楽しそうに走り回っていたんです。それを見た時に『ここだ』ってイメージが湧きました」と、こなつさん。移住先の理想はあったけれど、結局決め手は直感だったと頷くご夫妻。子どもたちが気に入ったこの家はじつは病院にも近く、保育園や小・中学校にも歩いていける距離にあったということがわかり、気持ちはすぐに固まった。
達矢さんはすぐに来期で退職することを職場に告げ、新しい仕事を探し始めた。最も重要視したのは、人と接することができる仕事と、子どもの生活時間に合わせて働けるかどうか。求人サイトで「ここな気がする」とまたしても直感がはたらいたところに就職は決まった。家を少し手直し、小学校の入学に間に合うように移住した。

見違える子どもたちの姿

外で元気に遊ぶ子供たち

家の周辺は散歩し放題。キャンプ場や子どもたちが遊べる川も徒歩圏内で、外遊びが好きな小林家にとって望み通りの環境が揃った。子どもたちは見違えるような表情で遊んでいる。達矢さんにとっては「峠を越えて隣町に通ってはいますが、娘たちが寝入る前に仕事から帰って来られるようになったし、休日も家族との時間をたくさんとれている」と、念願叶った様子で穏やかに笑う。

フード付きのカバーオールを着た赤ちゃんを抱っこする母親

地域の行事も多い場所なので、子どもたちも日常的に家族親戚以外と付き合うようになった。 それが良かったのか、極度の引っ込み思案だったひのめちゃんも、今では初対面の人にでも元気に挨拶ができるようになった。
その劇的な変化にご両親はびっくり。学校が少人数制であることや家族の時間が増えたことなどいろんな要因が重なったかもしれないが、住む場所を変えたインパクトは存分にあったようだ。

「直感」を信じて新しい暮らしをたぐり寄せた小林家。これからも子どもたちが自然や地域の人たちとの関わりの中でのびのびと育っていく姿が目に浮かぶようだ。

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