外あそびが未来を変える
GUJO Outdoor Experiences 
が伝えたいこと
                        
                    
                    寄り添う事で体感する日常のアウトドア
                    
                        2020年、郡上市のアウトドア専門の観光サイトとして立ち上がった「GUJO Outdoor Experiences」。
                        
このサイトを運営する「郡上市アウトドア協議会」のミッションは、『外あそびが未来を変える』を実現すること。
                        
                        
郡上市は1,300年以上も前から続く、白山信仰の拠点です。
                        
山は聖域であり、神そのもの。山々がもたらす “命の水”によって、農作物が育ち、人々の暮らしがありました。
                        
 
                        
自然に寄り添って、暮らしてきた郡上というフィールドには、日常の延長線上にアウトドアがあります。
                        
わたしたちは、より多くの人が楽しめるアクティビティを通じて、「外あそびの楽しさ」を伝えていきたい。
                        
50年、100年後も郡上が自然を大事に、濃い付き合いを続けている日常を願って。
                        
 
                        
 郡上市アウトドア事業者協議会 事務局
                        
「アースシップ」代表・水口 晶
                    
                 
                
                
                    山そのものが神。“聖域”で遊ぶ郡上アクティビティ
                    
                        僕たちが「外あそび」と呼ぶのは、自然に対する畏敬の念を持ち、そこに『楽しむこと』を加えたアクティビティです。
                        
郡上というフィールドの特徴は、白山信仰と暮らしが結びついていること。
                        
 
                        
歴史的に見たときに、僕たちが提供しているアクティビティとは何だろう?  と考えたりします。白山信仰が盛んだった頃の登拝は、現代のトレッキングだったのではないか。昔から川で魚も獲っていたし、郡上はもともと林業も盛んなので、郡上の奥で切り出した材木のいかだを組んで、長良川に流して、岐阜市までくだっていた。
                        
それって、ラフティングなんですよ。
                        
 
                        
昔の写真をみると、ライフジャケットも着ていないおっさんが、連結した丸太に乗って、川を下っているんですよ。棒を持って。
                        
やりかたは変わっているかもしれない。けれど、川や山との関わり方は、今も続いている。100年ぐらい前にも難所といわれる場があって、先人たちが緊張しながらくだっていた同じ場所も、僕らも緊張しながらくだっている。歴史文化がある。それが郡上の特徴で、「ずっと一緒やん!」というのが、最近の思いです。そういった日常の一部としてのアウトドアをみんなに伝えたい。
                        
                    
                 
                
                
                    外あそびがあなたを変える
                    
                        そういった歴史があって、僕たちが掲げているコンセプトのひとつが、
                        
「外あそびがあなたを変える」。
                        
郡上での外あそびを通じて、何かの転機になったりする。
                        
僕自身も、京都生まれで、京都の大学卒業後に、郡上へ移住しました。理由は、あとづけになるかもしらんけど、郡上に来た時に、おっさんたちが幸せそうに見えたんですよね。
                        
僕が大学生だった30年くらい前は、「鮎命」で生きているおっさんたちがぞろぞろいて、「明日は川の状態が絶対いいから、俺、仕事休む!」という人もいっぱいいたのね。
                        
それって、すごい幸せだなと思って、強烈に印象に残っていて。当時、就職したくない自分とうまくハマった部分もあると思います。
                        
                        
また、都会から遊びにきてくれたお客さんにとっては、僕らみたいな生活をしている人間と接すると「こんな生き方や暮らしがあるんだ〜」と、現在の自分のライフスタイルや将来を客観的に感じられるようです。自分の中の常識的な感覚しか見えていなかった将来の選択肢が単純に増えることで、前向きになれたり、元気になれる。自分が郡上で鮎命のおっさんたちに感じたのもそういう感覚だったのかもしれないですね。
                        
                        
とくに20代後半の女性は、いろんな意味で岐路に立っていると思うんです。
                        
仕事、結婚をどうするか……そんな中で日常とは違う空間や人間関係を持っている。
                        
「おかえり」といってくれる場所があることで、自分をリセットすることができる。
                        
「外あそび」を体験することで、人生が大きく変わりうる可能性を持っているんじゃないかな、と本気で思っています。
                        
                    
                 
                
                
                    外あそびが未来を変える
                    
                        ぼくたちは「外あそび」をすることで、自然環境の価値が見出され、人が集まり、さまざまな循環が発生すると考えています。
                        
そのきっかけをつくってあげる役割。それがアウトドア事業者です。
                        
名古屋から2時間ぐらいかけて、長良川にラフティングにきたら「ここ、めっちゃきれいやん!」と喜んでくれる。
                        
最初はそれでいいんです。
                        
ぼくたちの会社は創業およそ20年。気がつけば、10万人近くのお客さんが訪れてきてくれています。最初に来てくださったお客さんたちが、今では父ちゃん、母ちゃんになって、子どもを連れて、次世代につなげてくれる状況が生まれている。
                        
 
                        
アウトドアを事業として継続していくためには、自分たち、お客さん、自然環境の3つのバランスが取れていないと、長くは続かない。
                        
ただ「外あそびが楽しい」、「お金もうけをします」、というあり方ではいけない。
                        
自然とどう関係性をつくっていくか。この媒体もまたひとつきっかけに、みんなでしっかりと考えながら、事業としてつなげていきたいと思っています。
                        
 
                        
ぼくたち「アウトドア事業者協議会」が連携して、50年、100年先の未来へ向けて、あの時に動いてよかったね、というようなインパクトを残していける活動にしたいですね!